ソフトボール予選 日本対オーストラリア(4-3)。なんとかアテネの雪辱を果たしてくれました。

 アテネでは予選、決勝トーナメントと連敗した相手オーストラリア。日本は必勝を期して、エース上野を先発に立てて臨みました。なんてったってストレートは世界一でしょう。TV番組での対戦とはいえ、MLB タンパベイ・レイズ岩村がヒットを打ったことがない。完全に振り遅れますからね。上野の初速表示は120km前後だそうですが、マウンドからの距離が短いのでバッターの体感速度は160kmなどと言われていますね。ただ、この日は110km前後しか出てませんでした。
 いきなり4番馬淵の3ランホームランで先制したものの、ホームラン2本で同点。3塁打の広瀬が内野ゴロの間に本塁に突っ込み、タイミング的にはアウトでしたが、正直ラッキーな判定で勝ち越した1点を守り抜きました。
 2ランホームランを打ったオーストラリアのティッカムは、全然大したことなさそうな構えなのに、ものすごいスピードの鋭い打球を確実に放つことのできる恐ろしいバッターでした。眼がいいですね。集中してます。ボールに対してバットを最短距離に振り下ろすようなスイング。ちょっとびっくりしました。
 ソフトの世界では上野のようなピッチャーでもけっこう打たれてしまうんですね。だからこそ守りが重要になってきます。外野は素晴らしい守備を続けていましたが、内野にエラーが出てしまいました。失点につながらなかったのはラッキーでしかありません。悲願の金メダルに向けて気を引き締めなおして次戦に臨んでほしいと思います。

セーリング女子470級、野口みずき、柔道・谷本、男子体操・団体、テニスなど

 放送がないのでよくわかりませんが、今朝の新聞によると、途中経過ながら、女子セーリング470級の近藤・鎌田ペアは17位と大きく出遅れたようです。なんとか挽回してほしいものです。
 野口は本当に残念でした。出て普通に走れば金メダルの可能性はかなりの確率だと思っていました。あの走り方ですので、唯一の懸念は故障でしたが、現実になってしまいました。
 谷本のオール一本での金は立派でしたね。すばらしい。体操団体の、アテネの金に続く2大会連続メダルとなる銀も価値が高いと思います。

“ハンツコーワ”?

 杉山愛は元ダブルスパートナーの“ハンツコーワ”に初戦で負けてしまいました。スーパーモデル並の容姿の“ハンツコーワ”を見て、「まったく最近のロシア、東欧の女子選手はこんなモデルみたいな選手ばかりなのか。しかも強いんだからびっくりしちゃうよなあ」と思ってよく見たら、なんだハンチュコバじゃないですか。一時の不調から脱却していまはまた世界ランクも12位だそうです。美しさは今でも世界一でしょう。解説の福井さんもちゃんと“ハンツコーワ”と言っていましたが、どうもピンとこないですね。ちなみに朝日新聞の表記はハンチュコバでした。メディア全体で統一してもらいたいし、できれば最初から本人に確認してもらうなどして、途中で表記が変わったりしないように配慮してもらいたいですよね。