祝!ワールドカップ開幕!!
いよいよドイツ・ワールドカップが開幕です。
ドイツ行きも考えていたのですが、「考えている」などでは遅きに失したようで、公式チケットはすでに売り切れ、ツァーは日本戦1試合観戦で50万、3試合だと100万。冷静に考えてあきらめました。しかもニュースを騒がしている通り、申し込んだとしても本当にチケットが手に入ったかどうか怪しい状況でしたね。
結局、今回もテレビ観戦になってしまいましたが、堪能したいとおもっています。
私の最も注目する選手
それは、ジズーことフランスのジダンです。
98年ワールドカップ・フランス大会のジダン、そしてフランスチームは最高でした。実力と強運を兼ね備えた、私の知る限りの世界最高のファンタジックなチームでした。プティ、ブラン、デシャン、テュラム、デサイー、ジョルカエフ、アンリ、トレゼゲ、デュガリー、リザラズ、バルテズ。全員がすばらしかった。
ジダンは、この大会を前に早すぎる引退を表明しており、これが史上最高の華麗なテクニックをも見納めになるのは残念でなりません。
日本チームの展望
現実的な目標はグループリーグ突破だと思います。
巷間言われている通り、ブラジルはロナウジーニョ、アドリアーノ、ロナウド、カカ、控えのロビーニョも含めて最強の布陣です。ダントツの優勝候補であることは疑いを入れません。がしかし、サッカーは−−たとえばラグビーほど−−実力がそのまま結果に結びつく確率の高いスポーツではありません。結果は実力ほど差はつかないと思います。
日本とクロアチアは、贔屓目に見るのを許してもらえれば−−ワールドカップですからね−−互角でしょう。オーストラリアはナショナルチームとしての国際経験が不足している。ヒディンクをもってしても、日本やクロアチアより一歩劣ると考えます(韓国はワールドカップではそれまで1勝もしていなかったけれども、連続出場国でした)。
いずれにしても、ワールドカップでは楽な相手などいません。グループリーグはどこが相手でも1敗してしまうと、突破が難しくなることは当たり前のことですが、仮に初戦オーストラリアに負けたとしても、あきらめる必要はないでしょう。
久保が体調十分でなく外れたのは残念でしかたありませんが、同じくらい決定力をもつフォワードが大黒だと思います。ぜひ歓喜のゴールを!加地の怪我は痛いですが、マルタ戦で駒野が十分使えることがわかりましたし、ヒデ、俊輔の中盤は他の強豪チームにも引けをとらないと思います。守備では中澤、ボランチの福西に期待しています。
ドイツ戦はすばらしいゲームで、日本の強さを確信しました。ドイツの評判はどんどん下がっているようですが、開催国で組み合わせにも恵まれ、バラック、クローゼ、ポドルスキーの攻撃陣はすごい。GKも、カーンを押しやった世界屈指のレーマン。やはり世界のトップレベルではないでしょうか。最高の試合をすれば日本もこのレベルです(問題はいつもそれができないという不安定さにあるわけですが)。
グループリーグを突破すれば、ジーコの掲げるベスト4もあながち夢ではないと思います(大きな怪我さえなければ)。
きっとやってくれると期待は募るばかりです。