今夜は眠れない。
今夜の2試合は選択不可能だ。両方観るしかない。
「イングランド対ポルトガル」
私は前にも書いたように、今大会のポルトガルは、以前のような美しいけれど線の細いチームから脱却して、柔軟な強さを身につけたと感じている。それはスコラーリという監督のおかげかも知れず、あるいはフランス同様、最後のW杯になるフィーゴを中心にまとまった結果なのかも知れず、あるいはその両方であるかもしれない。ベッカム、ジェラード、ランパード、ルーニーを擁するイングランドも相当に強いと思うので、結果はまったくわからないが、ポルトガルに勝ってほしい。
「ブラジル対フランス」
この試合がジダンのラストゲームになってしまうのは悲しいことだが、何事にも終わりはある。前の試合でのフランスの出来のよさを見れば、金子達仁氏が今朝の「目覚ましテレビ」で言っていたように、フランスの勝ち目もなくはない。が、しかし今大会のブラジルは本当にすごいチームだ。戦い方がオープンすぎるといわれるけれども、パレイラ監督に油断はないようだ。100%のパフォーマンスでぶつかり合えば、やはりブラジルの優位は動かないと思う。
結果はやってみないとわからないが、最も見たい準決勝の組み合わせは「ブラジル対ポルトガル」であるし、その可能性が最も高いと私は思っている。あと3時間、もう寝ている暇はない。