知らなかった新しい横浜・大さん橋

横浜・大さん橋

 所用で東北へ行った帰り、横浜に寄りました。あいにくの雨−−というより日本中豪雨でしたね−−でしたが、山下公園から赤レンガ倉庫まで散策しました。
 このあたりをこんな風に歩くのは十数年ぶりで、ずいぶんと変わった印象−−より美しく、歩きやすく整備されていました−−を持ちましたが、一番驚き、面白かったのは大さん橋(でした。
 昔々、クイーンエリザベスⅡ世号が接岸しているのを、わざわざ見に行ったので、すっかり知った気になっていたのですが、どうも様子が違う。そう、大規模なリニューアルがなされていたのでした。仕事で東京に行くことも多かったにもかかわらず、その情報はまったく抜け落ちていたのでした。仕事で行った旅行などというものは、知った気になっていても何も見てはいないのだと痛感しました。

 うねりのある屋根−−ここを人が歩き、海やみなとみらいのビル群を眺めます−−はいくつかの小山で構成されていて、全面フローリング(一部は芝)になっている。手すりも真っ直ぐではありません。複雑な面で構成されていて、作るのはなかなかたいへんだったのではないかと思います。2002年に完成したとのこと。その改築に関する本が売っていたので、ほしかったのですが、1500円もしたのでやめました。
 「大さん橋国際客船ターミナル」というのが正式な名称で、屋根の下が客船乗客用のターミナルになっていて、カフェやレストラン、土産物屋もあります。また「ロイヤルウィング」というランチやディナーを楽しめる本格的な客船が毎日出ていて、ちょうど、ディナークルーズの時間だったので、何十人もの人が列を成していました。(http://www.royalwing.co.jp/cruise/dinner/index.shtml
 それともうひとつ、このターミナルの一番奥がホールになっているんです。まさに横浜港が180度目の前に広がっている空間です。ここで、コンサートがあったらぜひ行ってみたいと思いました(ちょっと遠すぎますが)。
 昔はここから氷川丸アメリカに就航していたんだなあ、と考えたり、この海と大さん橋があるだけでも、「やっぱ横浜はいいよなあ」と思ったのでした。
 みなとみらいで買い物も楽しいんでしょうが、わざわざ遠くから横浜へ来たなら、ぜひ大さん橋の不思議な空間を体験されてはいかがでしょう。
大さん橋国際客船ターミナルHP :http://www.osanbashi.com/index.html