オシム・ジャパン快勝。日本対ペルー(2-0 3/24横浜 日産スタジアム)

 いわゆる「海外組」の俊輔、高原が初めてメンバーに入ったオシム・ジャパンのペルー戦は、なかなかすばらしい出来だった。二点とも俊輔のフリーキックからの得点だったが、決めたのが巻と高原の先発2トップ。2人ともオシム・ジャパン初得点。巻のヘッドは、ディフェンダーの前に身体をこじ入れてのドンピシャのシュートだったし、高原は左足でワントラップした後身体を回転しての右足のシュート。器用な高原らしいシュートだし、トラップから足を振りぬくまでのスピードは感動的だった。横にいた、やはり久しぶりの代表復帰となった中澤も蹴ろうとしたが、高原のほうが数倍速かった。
 確かに2点ともセットプレーからではあったが、形があまりにも美しくて、こういう美しさは昨今の代表ではあまり感じられなかったので、私としてはかなり嬉しかった。ペルーからあまり本気さが感じられなかったとはいえ、今日の布陣はかなりいけると思った。途中後退で投入された、藤本、水野、矢野といった選手はほとんど初めて見たけれど、自信を持ったプレーで元気があってよかったと思う。
 次はもっと強い相手とアウェイでの戦いを見てみたい。