松坂はほんとうにすごい2、がしかし・・・(BOS VS SEA)
松坂に何があったか
今日の松坂はおかしかった。初回先頭バッターがイチローということで、前回同様意識しすぎ感があったようにも思ったが、必ずしもそれだけではなかった。
イチローにいきなりフォアボールを出し、これまでずっとあまりよくないセットからの投球になったせいもあるのかもしれない。とにかくフォームのバランスがまるで悪く、状態が突っ込んでしまうのが早すぎて、球筋が安定しない。スピードも出ない。四死球を連発し、初回5点を失った。
松坂はほんとうにすごい2
しかし、ここからが並みのピッチャーとは違うところだ。バランスはそう簡単には戻らないが、2回、3回と三者凡退に抑えてしまう、コントロールが悪く逆球(ぎゃくだま)が目につくが、打たれない。先日の試合で、確か高橋直樹さんだったと思うが「いいピッチャーは逆球になっても、いいところへいくんですよねえ。これがいいピッチャーなんです」みたいなことを言っていた。こういうのは本モノの解説者じゃないと言えないことだと、いたく感心した。松坂はまさにそういうピッチャーである。
松坂に何かあったのかな?
松坂が悪いながらも0点に抑えている間に、3回ボストンは同点に追いつき、5回にはラミレスのグリーンモンスターうを超える豪快な2ランホームランが出て7-5と逆転。
現在5回裏だが、エラーなどもあり(今日はフリオ・ルーゴが、と実質3〜4失策!あーあ)同点においつかれてしまった。
いったい松坂に何があったのか? 顔色も終始さえない。ホーム フェンウェイパークのマウンドが堅く合わない、という話もある。日本では母校横浜高校でも特待制度があったと報道された(ちなみにイチローの愛工大名電も、マー君の駒大苫小牧も大垣日大も・・・ルール違反はルール違反だがこれまで放置しておいて今更いったい何をどうしたいのか?)。怪物・松坂といえども、慣れないアメリカ、日米の野球のやり方や環境の違いは、予想以上の疲れにつながっているのかもしれない。中4日で今日が6試合目。
こうしたもろもろの要因がすべて影響しているのかもしれない。次の回も投げさせてもらえるようだから、ぜひがんばってもらいたい。(とアップしたところで、マウンドを降りたと解説者が伝えた。残念。)