いやあ、残念でしたね。女子マラソン、優勝はルーマニアのドメスク。19km過ぎからの独走で金メダル。野口みずきが出てたら間違いなく優勝だったと思いました。

 優勝タイム2時間26分44秒。ヌデレバが最後抜きにかかるかと思いましたが、あまりにも差がつきすぎていました。こんなレース、タイムなら野口が出てさえいれば100%連覇だったんじゃないでしょうか。本当に残念です。
 中村は、13位。2時間30分のタイムは本当に残念です。タイムとレース結果は必ずしも一致しないということでしょうか。レース次第でタイムはどうにも変りうるということなんでしょう。もちろん走れる足がもともとなければタイムは出ないわけですが、オリンピックに成績を残せない世界記録保持者ラドクリフを見てもそれがわかります。今回ラドクリフは出場が危ぶまれ、途中何度も止まったりしながらそれでも走りぬいたのは、立派でした。中村には失うものがないので前半から積極的な仕掛けをしてほしかったですね。
 土佐は25kmすぎにリタイア。外反母趾の痛みかという解説を有森裕子が繰り返していました。原因が外反母趾かどうかは本人に聞かないとわかりませんが、本当に残念ですね。ペースが遅く、スピードがない土佐にはとてもチャンスのある展開でした。7月の昆明での合宿中にすでに出ていたようですが、五輪でメダルを取るには運が必要です。人間は受け入れるしかない、そういうことですね。
 タイム的にもレース的にも、日本人の結果も、すべてにおいて残念なレースという印象でした。