なでしこ、アメリカに2-4で敗れるも、意地は見せた! 次はドイツに勝って銅メダルだあ!

 アメリカの出来はかなりよかったのではないか。勝利への執念が見えた。さすがに準決勝の舞台では本気だった。1-4とあっという間に点差が開いたが、怒涛の攻撃をかわしてロスタイム3分の最後の最後に荒川が押し込んで1点を返したのは立派だった。良くやったと思います。あと1試合、ドイツとできる喜びをかみしめて、なんとかメダルをもぎとってくれ-!

スーパーウーマン、エレーナ・イシンバエワ、世界記録で余裕の金メダル。5m05cmを完璧にクリア。

 いやあもう何も言うことはありません。サッカーの裏でLIVEで見れなくて残念だったけど、あの集中力、アスリートの美の極致のような無駄のないバランスのとれた肉体、跳躍の完璧さには鳥肌がたつほどだ。ケチをつけるなら、そのあまりの完璧さぶりくらいしか見つからない。

劉翔の棄権にはびっくりした。

 中国国民15億の注目をアテネから4年間も集め続けていたに違いない男子110メートル障害の劉翔。名誉とともにけた外れの富も手にいれた。その彼が連覇どころか予選レース前に棄権となった。フライイング直後右足を引きずる姿が映し出される。足に張ったゼッケンを外してゴールとは反対方向に歩き出していた。その後ニュースではレース前の控室の壁を何度も蹴飛ばししゃがみ込んで足首をなでる姿も捉えられていた。数日前の練習で古傷のアキレスけんを痛め歩くのも難しい状態だったそうだ。
 4年という長い時間×15億人の期待。凡人には推し量りようもない彼の心情。このオリンピック最大の悲劇として語り継がれることになるのかもしれない。