3戦同時進行。なんでこんな日に代表戦やるんだろう?! ソフトボール3位決定戦、サッカー 日本対ウルグアイ、野球・予選リーグ最終戦 日本対アメリカ

ソフトボール3位決定戦 日本対オーストラリア(タイブレーカー 4-3)

 準決勝のアメリカ戦をタイブレーカーの末落とした日本。148球を一人で投げ抜いた。解説の宇津木さんが「次のゲームのことも考えたほうがいいかもしれないですね」と言っていたのはそういうことだったのかとこの夜わかった。なんと3位決定戦は、明日ではなく今日なのだった。しかも、またしても上野が投げている。
 7回2アウト、2-1。あと一人打ち取れば勝利というところで痛恨の同点ホームランを打たれてしまう。裏でサッカー日本代表の試合が始まっているが、この試合が気になってほとんど見れなかった。結局延長12回西山のサヨナラヒットがやっと出て、日本はもう一度、今度は金メダルをかけて明日3度目のチャレンジだ。今日1日で都合21回、計318球を投げ切った。いやあ、見てるだけでも疲れたのに、ほんと、恐れ入った。しかも明日もどうやら投げるつもりのようだ。
 今日の2試合、日本は攻撃にもうひとつ粘りがない気がする。最後にサヨナラヒットを振ったけれど、西山、それから三科が今日はチャンスに打てなかった。攻めどころでの早打ちも目立った。落ち着いてじっくり攻めれば必ずチャンスが来ると思う。チームワークも根性も世界一にふさわしいチームだと思う。明日はぜひ今日の分まで借りを返してもらいたい。

サッカー 日本対ウルグアイ(1-3)

 というわけで、楽しみにしていた試合だったが、ほとんど見れなかった。大黒と小野が久しぶりに復帰。活躍を期待していたが、もうひとつだったかな。今日は久しぶりに中村憲剛が生き生きしたプレーを見せた。駒野も積極的にシュートを放ち、珍しく?枠に行く素晴らしいシュートも1本あった。
 ワールドカップ予選に向けてテスト的な意味合いは大きかったと思うが、今後のメンバー選考がどうなるか楽しみだ。ウルグアイは強かった。力的には5分5分かと思うが、スピード、動きのキレ、シュート力などは明らかに日本のほうが見劣りした。だいたいシュート数が少なすぎる。こないだのなでしこJAPANのほうが決断力があると思った。

野球・予選リーグ最終戦 日本対アメリカ(タイブレーカー 4-2)

 キューバとやるか韓国とやるか、それが大きな問題でもあった。もちろん試合は全力だと信じるが、選手起用などには、このあとの試合をにらんでのゲーム運びが当然あとで大きな意味をもって来る。
 先発ダルビッシュを2回で降板させたのは、おそらく出来があまりにもいいので温存したということだろう。この試合勝つにしろ負けるにしろ、次の準決勝、または決勝戦にまちがいなくダルビッシュは先発する。2番手のマー君がまた安定したピッチングを見せた。5回を無失点。3Aの選手が中心のチームとはいえ、ドラフト1順目の選手が多いと聞くアメリカ・チームのメンバーからは今後次々メジャーリーガーが生まれるに違いない。素質からいったら相当な選手ばかりだ。マー君には大きな自信になっただろう。
 この日の川上がまたよかった。2イニングをぴしゃりとしめた。球は走っていたし、伸び、キレとも申し分なかった。中継ぎで使っているのはもったいないくらいだ。
 結局9回0-0、延長10回も0-0で、話題のタイブレーカーに入った11回岩瀬が打たれたようだが、これは責められないだろう。星野監督もそうコメントしていた。このオリンピック、どうも岩瀬はツキがない。球は相変わらず切れていると思うのだが。
 日本はとにかく打てなすぎる。中国みたいな歴史の浅い急ごしらえのチームに10点取ってもあまり意味はない。ここという勝負どころで、本当に力のあるピッチャーを打たない限り金メダルは手に入らない。ここまでの試合を見ていると、村田、森野は今大会は少なくとも活躍があまり期待できそうにない。森野は小技もできるが、村田はまったく働けていない。投手陣はほぼ万全。川崎が途中出場できたのは朗報だ。もし足の状態が落ち着いたのなら大いに期待できる。上原の抑えも完璧だし、藤川も含めて、この二人までつなげたらまず勝てる。そのためには先取点を取って、常に勝ち越しながら試合を進めたい。
 日本のチーム力からして、キューバ、韓国といえども、同じ大会で同じチームに2度も3度も負けるわけにはいかない。とにかく意地を見せてもらいたい。