台風とポストシーズン
大型台風・18号上陸
「台風を見てやろう」カーテンを開けた。TVをつけると、天気図に示された18号の中心はだいぶ長野よりにすでに移動してしまったようだった。
外は雨が激しく、窓には雨粒がまとまって叩きつけられている。このとき風は少し弱まっている気がした
8時時点でも岐阜県美濃地方には大雨洪水暴風の警報が出たままであった。
偶然の恩恵
しかしながら、外の景色を見ると車もけっこう走っているし、被災されている方には申し訳ないという思いが頭をかすめはしたが、急速に台風への興味が失われていった。
それでもBSでもっと詳しい情報がないかとチャンネルを換えてみた。
するとBS1でMLBの中継をやっているようだ。
一瞬、うん?
今日からMLBはポストシーズンに突入
そうだ、ポストシーズンが始まったのだ!
シーズン103勝を挙げて3年ぶりの地区優勝でポストシーズン進出を決めたヤンキース。松井もいる。28本塁打100打点は、圧倒的ではないが立派といっていい成績だろう。
ジラルディ監督は「あす以降もDHは(相手投手の右左に関係なく)マツイを使う」とすでに明言しているという。「大丈夫、打てるさ」とか言ってくれたジラルディの言葉が不振の松井を救ったという話もある。気難しそうな見かけとは違って実は立派な監督なのかもしれない。トーリ監督があまりにも素晴らしかったので彼もきつい。
相手は首位打者マウアーのいるツインズ。ワンデー・プレーオフでタイガースを破った−−しかも延長12回6-5のサヨナラ勝ち−−のはわずか20時間前。
この試合のハイライトを運よく見ることができたが、それはすさまじい緊張感のみなぎった試合だった。この試合こそライブで見たかったと心から思った。
最大7ゲーム差あったタイガースに追いつき、何と2年連続で決定戦に持ち込んだ。昨年はホワイトソックスに敗れ涙をのんだが、今年はポストシーズン行きチケットをもぎ取った。
それにしてもすごすぎるヤンキース打線
20本塁打以上が7人(A・ロッド、デーモン、ポサーダ、カノー、タシェアラ、スウィッシャー、そして松井)という超強力打線。ジーターだって18本だ。
ピッチャーも今季移籍のサバシアが最多勝(19勝)、ペティットが14勝、バーネットが13勝。チェンバレンの9勝は期待外れだったが、抑えには私の大好きなマリアーノ・リヴェラが健在だ(3勝3敗44セーヴ)。
レッドソックスも相変わらずいいチームだし、ツインズには勢いが、エンジェルスも知将マイク・ソーシアが指揮を執る。どれも面白い試合が期待できそうだ。
でもなんだか、今シーズンは−−ピンストライプを着るラストシーズンになるかもしれないし−−松井にチャンピオンリングを勝ちとってもらいたい。自らのバットで結果を残して。
と書いてる間に松井のバットが火を噴いた!センターバックスクリーンに2ランホームラン!球場中にゴジラのほえ声が響き渡った。