今日の注目は当然女子フィギュアとディープインパクト

なわけですが、しばらく馬券も買っていないので、フィギュアについて。昨日のTV中継でも安藤の採点結果が出るまであまりに時間がかかるなど、運営にギモンを感じていたところ、今朝の記事を見たら、男子で採点ミスから1位、2位が逆転したことを知りました。東証のシステムダウンや証券会社の発注ミスなど、今年はデータ処理にまつわるトラブルが続きましたね。

 それはともかく、女子フィギュアです。
 計算している人はたくさんいると思いますが、私もオリンピック代表選考のポイントを計算してみました。ショートプログラムで、荒川、村主が実力どおりのすばらしい演技を見せ、「いったい二人はオリンピックにいけるんだろうか?ぜひ行ってもらいたい」と思ったファンは多いと思います。私も同じ気持ちです。もちろん、恩田選手や中野選手のファンもたくさんいらっしゃるでしょうけれども。
 その結果ですが、まずショートと同じ順位であれば、安藤、荒川、村主の順になり、この三人で代表は確定でしょう。これまでの実績、スケーティングのスピードや質の高さからいっても荒川、村主を覆す理由は見当たらず、さらに圧倒的に総合ポイントの高い安藤は、昨今の不調はともかく、選考基準からみて、これまた覆すのは難しい。仮に安藤が6位のまま終わったとしても、だから落選させるようなことがあると、そもそもこの選考基準が問題になりかねません。恩田が170点を超える高得点を出した場合には、4位でもチャンスがゼロではないかもしれませんが。その可能性はあるとも思います。

 鍵を握っているのは選考対象外の天真爛漫な天才少女浅田真央。彼女がフリーで順位を上げる可能性は十分あるからです。仮にトップに来ると荒川、村主のポイントは各50ポイント減ります。ところが計算してみると、それでも荒川、村主は3位以内に入れば、ポイント順は変わらないようです。
 つまり、3位以内に入れば、荒川、村主もポイント上は代表に選ばれる可能性が高いことになります。もう一つ、絶対的な得点の高さが選考基準にあげられていますが、ショートの質の高さや高い得点から考えて、3位以内に入る演技ができれば、この二人にはその基準は問題がありません。
 フリーでミスなく実力どおりの演技をする、という大前提がありますが、昨日の演技の質の高さからして、安藤を含めたこの三人が代表に選ばれる可能性が極めて高いと思います。

 ある意味ほぼ絶対的な女王であるスルツカヤソルトレークで目を見張らされたサーシャ・コーエンがいるとは言え、安藤美姫選手が本番で4回転を成功させるようなことがあれば(現在の調子ではかなり厳しい気もしますが、世界でただ一人の4回転ジャンパーは伊達ではないはずです)表彰台独占も可能性なしとはいえません。札幌の笠谷、金野、青地以来の偉業をぜひトリノで見たいものです。
 ところで、妹さんがグランプリ・シリーズに出てましたが、ソルトレークで世界中を感動に巻き込んだ金メダリスト、サラ・ヒューズはもうスケートをやめてしまったんでしょうか?