映像
白く浮かび上がった手はロダンか誰かの手の彫刻を見るようでした 今朝の新聞の広告を見て、一瞬でドキッとしました。それはあるDVDの広告の写真の中の「手」の美しさに、でした。 それが仲間由紀恵の手だということに思い至るまでコンマ何秒かかかったと思い…
少し前になりますが、「ダイ・ハード4.0」を観ました。 「ダイ・ハード」シリーズのファンは世界中に山ほどいると思いますが、私もその1人です。 しかしながら、これまで一度も映画館で観たことがなかったので−−おそらくこのシリーズもこれで最後でしょうし−…
カンヌでグランプリを獲り話題となっている河瀬直美監督の「殯の森」を、おとといBSハイビジョンで観ました。「ハイビジョン特集」の冠が付いていましたし、一般公開前ですので、メイキング映像的なものかと思っていましたが本編でした。 以前「萌の朱雀」も…
最近の連ドラでは、最終回は「90分スペシャル」が当たり前のようになっている。初めからそういう企画なのか、評判が良かったから急遽時間枠を拡大するのか−−あるいはそのどちらのケースもあるのかもしれない。 たとえば直近のクールで最高視聴率だった「華麗…
最近、たてつづけにこの二人を追った番組をBSハイビジョンで見た。両方とも1年ほど前に放送されたものの再放送で、少なくともチャン・ツィーの方は前回も見た記憶があった。 チャン・ツィーの衝撃 アカデミー賞の外国語映画賞を取った「グリーン・デスティニ…
しゃべりはしないが、人間、あるいはペットの犬のように感情表現ができるフォルクスワーゲン・ビートル(いわずと知れた車です)が主人公の映画です。 ヘッドライトがウインクしたり、おしっこ代わりに気に入らないやつにはオイルをひっかけたりする。ビート…
「クライマックスでゲドはなぜあんなに弱いかったのか?」再考 (映画・原作をこれから観る・読む方は読まないほうがいいかもしれません) パンフレットを眺めていて思ったことがあったので付け加えます。 8/5にこのブログで、「クライマックスシーンでなぜ…
「ゲド戦記」全体の印象 宮崎駿監督が試写後語ったという「素直な作りで、良かった」という感想は実に正確でした。「素直なつくり」とは、変なプレッシャーや意地などから、背伸びしすぎて原作やジブリらしさをぶち壊しにするような作り方をしなかった、とい…
昔、テレビドラマは面白くも、気概と誇りにあふれていた 最近とんとテレビドラマというものを見なくなりました。昔は映画などにはあまり強い興味がなく、テレビドラマばかり見ていたのですが。 中学生、高校生の頃、一番のめり込んだのは、まず鎌田敏夫脚本…
謙虚を尊しとする姿勢 ファンタジーとしては誠実かつ真摯に書かれた物語だという印象です。「魔法使い」という人々が存在し、超人的な力を発揮するわけですが、それでも何でもできるというわけではない。ハヤブサに変身しても、長時間そのままでいると元に戻…
私は宮崎駿ファンですが、ジブリの作品が全部好きなわけではありません。「ゲド戦記」も、息子の吾朗さんが監督ということで、あまり注目もしていませんでした。 しかし、公式ホームページを見て、そこで流れる手嶌葵さんの歌う挿入歌「テルーの歌」を聴いて…
先日、指揮者の岩城宏之さんが亡くなられました。 1週間ほど前に、オーケストラ・アンサンブル金沢の公演広告を見たばかりだったので、突然の訃報にちょっと驚きました。何度か聴く機会があったのですが、結局、一度も実演を聴かないままとなり、残念です。…
1985年の映画「さびしんぼう」の上映と1時間にわたる大林監督の講演&ピアノ演奏を楽しみました。大林監督はテレビで見るより小柄な印象。 「さびしんぼう」は世間で尾道三部作と呼ばれるうちの一本。テレビでちょこちょこと見ていたのですがしっかりと見る…